母は今、船橋市の特別養護老人ホームで暮らしています。
穏やかで、いつも笑みを浮かべています。
たぶん、施設の職員さんたちは扱いやすいと思います。
なぜ船橋市に住んでいるかというと、キーパーソンとなる私の弟が近くに住んでいるからです。
私の一家は房総の出身ですが、兄が亡くなり、私が神奈川に行き、弟が千葉県内で暮らしていたので、私は毎月1日、船橋に行くだけになっています。
房総の墓参りもするときは車で行きますが、そうでないときは電車で行きます。
東船橋駅前のカフェに寄ることが多いです。
母は昭和7年生まれ、87才になりました。
体が固くなって、言葉も話さなくなりました。
会ってもこちらが一方的に話すだけです。
頷くこともあるので、少しは分かるようです。
訪れる時間によっては、水分介助もしますが、だいたいは建物を出て、敷地内を散策します。
施設から見える空、農地、県道8号線(船橋と我孫子を結ぶ)、鉄道の東葉高速線、草花、昆虫、気候を感じます。
施設には30分もいませんが、何か貴重な時間を過ごしているように感じています。