これもテレビを見て思ったことです。
番組名は、「サラメシ」サラリーマンの昼食の略だそうです。
この日はアメリカ大使館の職員の特集でした。
この方は駐日アメリカ大使です。
私は彼のことは知りませんでしたが、この番組を通して、彼の人となりを知り親近感がわきました。
何人かのアメリカ大使館の職員の方のランチを紹介していましたが、私はその全員に好意を持ちました。
知るということは好きになる1歩かもしれませんね。
私の職場の老人ホームにお年寄りの方に威圧的な態度をとりがちな職員がいます。
何故そうするのかと思いましたが、父親から暴力的な態度を受けていたそうで、父親は怖かったそうです。
そのことを知って、彼に対する見方が少し変わりました。
入居者の方の生活歴を知ることもそうです。
どうしてそういう行動を取るのかが少しわかります。
このようにいろいろなことを知ることで他者に対する見方が深まります。
共感できるようになります。
今日、これもテレビですが、NHKの番組「英雄たちの選択」を見ました。
縄文時代から弥生時代にどのように移行していったのがが考察されていました。
それは弥生という合理的な文化が縄文という霊的な文化を圧倒したのではなく、両者が融合して今日に至ったと見るのが妥当というのが最近の研究成果で分かったのだそうです。
米という魅力的な作物を作ることは争いを巻き起こす元になり、つまりストレスを社会にもたらすことになり、それを緩和する知恵が縄文の文化にあったということだそうです。
森を切り開く弥生人と森で生きる縄文人が共存できたのは豊かな森があった日本だからこそとも言っていました。
この研究はこれからも多様な文化が入ってくる現代社会にいい提言ができるだろうとまとめていました。
縄文人は米という魅力的な作物を作れる弥生人を尊敬し、弥生人は穏やかに生きる秘密を知っている縄文人を尊敬したということだと思います。
他者をより深く知ることが平和に繋がると思いました。
人を好きになることは、相手を深く知ることだと思いました。