大晦日の朝、出勤前何気なく見ていたテレビで永六輔と冨田勲の2人を取り上げた番組がやっていました
NHKの「耳をすませば」という番組です。
今年(2016年)亡くなられた方の映像やメッセージをNHKのアーカイブスの中から紹介する番組でした。
永六輔は、私にとっては中村八大の曲、永六輔の詩、坂本九の歌「見上げてごらん夜の星を」でお馴染みです。
冨田勲はドビュッシーの「月の光」をシンセサイザーを駆使して編曲したことでお馴染みです。
同じ音楽に関わってはいますが、対照的な2人です。
1人は、放送作家、ラジオのパーソナリティとして放送の行き過ぎた現代化に警笛を鳴らし、ラジオという媒体で人々との触れ合いを大切にして、愛や平和のメッセージを発信していました。
もう1人は、コンピューターやデジタルの世界を進み、宇宙との関わりを模索し、未来、進歩を目指して活動し、初音ミクと共演したりしていました。
まったく違う2人ですが、私は2人とも素敵な人物だと関心を持っていました。
冨田勲は5月5日心不全のため84才で亡くなられました。
倒れる1時間前まで新作の初演の打ち合わせをしていたそうです。
永六輔は7月7日肺炎を伴う老衰のため83才で亡くなられました。
6月27日までに全レギュラー番組を降りたそうです。
2人とも散り際が見事です。
GOOD JOB ! と言いたいです。