冷たい雨が降る日、外出をためらっていたら、ケーブルテレビで映画「ノスタルジア」を放映していました。
「ノスタルジア」はアンドレイ・タルコフスキーの1983年の作品です。
しばらく見入ってしまいました。
映像が圧倒的にきれいです。
セリフも周到です。
タルコフスキーはソビエトの映画監督で後にフランスに亡命しました。
ノスタルジアは帰れなくなった故郷を想う映画です。
白い馬はタルコフスキーの同時代の人シャガールの絵画を連想させました。
シャガールもロシア出身でパリでこの作品の完成したすぐ後に亡くなっています。
こんなエピソードが残っています。
彼が占い師に生涯7つの映画作品を制作するだろうと言われ、そのとおり7つの作品を制作し54歳で死去しています。
最近は年齢的に安く映画を見られるのですが、ほとんど見ていません。
若い頃はよく見ていました。
お気に入りの監督はスタンリー・キューブリックとこの作品を作ったアンドレイ・タルコフスキーです。
キューブリックはアメリカ出身でハリウッドに進出し、最新の技術で表現しました。
タルコフスキーはロシア出身で少ない予算で自分のイメージを追求しました。