境川 3月18日に車で東名横浜町田インターの近くを通りかかったときです。 桃源郷を見たのです。 丘があって、花が咲き乱れていたのです。 一瞬の出来事でした。 すぐに視野から消えました。 もう何十年とその道、国道16号線を利用しているのに気がつきませんでした。 最近では夜しかそこを通らなかったから分からなかったのかもしれません。 反対側はラブホテル街だったので、そっちしか見なかったのかもしれません(笑) その日は用事があったので寄り道はせず、次の休みの日に行ってみることにしました。 急いだほうがいいと思いました。 たまたまその日がよかったのかもしれないのです。 植物が関係する場合そういうことも往々にしてあります。 22日の日曜日に出かけました。 そのときのレポートです。 天気は薄曇り。 8時過ぎに自宅を出発しました。 今回は自転車にしました。 これは家の近所です。 すぐに相模原市と大和市を結ぶ緑道に入りました。 灌漑用水路の跡地に作った遊歩道です。ヒマラヤユキノシタ
作家で写真家の藤原新也は、桃源郷を韓国で見たそうです。
彼は列車の窓から見た昔懐かしい農村の風景に理想郷を連想したそうです。
「住みたいというよりそこで死にたいというところだ」と言っていました。
ただし、そこは、数年後には開発され、すでに理想郷ではなくなっていたそうです。
レンギョウ
私もお気に入りの場所があります。
以前、千葉で教員をしていたときは、印西町のサクラの並木のある農地がそうでした。
そこに行くと理由もなく、落ち着けるし、懐かしくなるし…という場所でした。
今もあります。
海老名市の五社神社と瓢塚古墳それに町田市の小山田緑地の吊り橋の上です。
春の花が咲き始めています。
ここらへんから大和市です。
派手な幼稚園です。
なぜか、浦島太郎の龍宮城を思い出しました。
竜宮城もパラダイスなのかもしれません。
東急田園都市線の終着点、中央林間の近くです。
いちょう並木です。
近くにイオンのショッピングセンターがあります。
ここで遊歩道と分かれ、左に折れます。
日曜日の午前中で人や車が少なく静かです。
クリスマスローズ
桃源郷とは…俗界を離れた他界、仙境
楽園とは…苦しみのない生活のできるところ、天国
ユートピアとは…理想社会のこと
パラダイスとは…エデンの園のこと、救われた人がいくところ と辞書に載っていました。
前方左手に墓地があります。 この道は車でもよく通るので知っています。 突き当たりを左折して少し下ります。 教育委員会の表示がありました。 青山が起点で足柄峠を越えて三島に行く江戸時代の街道だったそうです。 大山街道とも呼ばれ、大山信仰や富士信仰の行者が利用した道として栄えたと記されています。 旧246号線と思ってよいでしょう。 振り返るとそんな雰囲気がないわけでもありませんね。 旧街道を横に折れ、山際を進みます。 養魚場があります。 金魚を主に飼育、販売しているようです。 亀はいました。 先に進みます。 やまぎわを進みます。 写真の正面に全農の集配センターのような事業所があったのですがなくなって別の会社になっていました。
大型のパチンコ店があります。 突き当たりが国道246号線です。
コンクリートの工場が国道沿いにあります。 ここから境川沿いのサイクリングロードに入ります。 川に沿って、江ノ島まで行けますが、途中で途切れたりもします。 木立のあるところを入っていくと城跡があります。 室町時代にあった深見城という城の土塁や堀の跡だけが残っています。 境川の対岸にサクラの並木がありますが、ソメイヨシノではありません。 カモが羽を休めています。 カルガモでしょうか。 休んでいないのも…。 滝も…。 川岸の山には春の花が咲いていました。 房のように黄色い花をつけるキブシのようです。 前方に東名高速道路が見えてきました。 ここで境川を渡ります。 ここからは高速道路に沿って横浜町田インターに向かいます。 写真の左側が高速道路です。 道路脇に春の野草が…。 前方右手に木立が見えます。 勝運の神様という言葉に惹かれました。 行ってみることにします。 実はこの学区の小学校で教員としての最後の仕事をしたので前に一度来たことがあります。
今回は桃源郷に行けるように神頼みしました。
「欲をかくな」と狐にいわれたような気がしました。 神社の裏の畑はネットとかかしで守られていました。
なかなかすてきな神社だと思いました。
続きは桃源郷を見た(2)で報告します。