心得1 ひとりがベスト
想像してみてください。
もし2人で散歩をしたなら相手とのコミュニケーションと行った先での触れ合いとが二分されます。
自分の中に話したいことがいっぱいあって聞いてくれる人がいるのは素敵なことですが、それは2人の関係を大切にすることで散歩の魅力を高めることではありません。
散歩したら自分自身の心と対話したり、その土地と対話をしたりする方がいいと思います。
人数が増えれば増えるほど小回りが利かず自由がなくなります。
人数が増えれば増えるほど社会性を持ち込むことになり、心身のリフレッシュは難しくなります。
散歩を楽しむならひとりがベスト、4人ぐらいが限界だと思います。
心得2 手ぶらが1番
散歩の魅力は日常から離れることにあります。
そのためには持ち物は少ない方がいいと思います。
履きなれた靴をはき、財布とスマホをポケットに入れ、それだけで出かけるのが好きです。
時間からも解放されたいと思います。
以前、家族で旅行に行った時、息子がゲーム機を持参して行った先のことは関心を示さずゲームに夢中になっていたり、沖縄まで行ったのに大手スーパーのイオンの那覇店に一番興味を示したりして、がっかりしたことを思い出しました。
心得3 ハプニングを楽しむ
先日、鎌倉を歩いていたら、ハイキングコースが樹木の伐採のために通行止めになっていました。
その道を通る予定だったので残念でした。
散歩では予期しないいろいろなことが起こります。
こんなこともありました。海岸を歩いていたら、散歩中の人懐っこい犬と出会い、飼い主の許しのもと、しばし触れ合いを楽しむことができました。
「人生で意味のないことはない。」とか「すべては必然。」という言葉があります。
健康で歩けるということを幸せに思い、気候と風土に恵まれた平和な国に生まれたことを感謝して出かけてみませんか?
心得4(おまけ) 同じ道を通らない
これは絶対というわけではありません。
戻ったとしても、反対側から景色を見ているわけだし、時刻も変わってきています。
出会える人や生物も異なることでしょう。
ただ、経験上モチベーションはぐるっと回ってくる方が高いと思います。
同じところに戻るなら、なるべく円を描くように歩きましょう。
駅を利用するなら、スタートとゴールは違う駅にしたほうがベターだと思います。
心得5(ヒント) どこに行く?
普段通っているところを少し外れたり、少し遠回りしたり、途中下車したりするのはどうでしょう。
自分の用事や趣味で出かけるところの近くはどうでしょう。
テレビや雑誌、本などで紹介された心惹かれるところはどうでしょう。
食事や休憩する場所は佇まいで決めるのがいいと思います。
味はお店の雰囲気や値段で大体決まっています。
不味い店は存続出来ないので、ほとんどないと思っていいでしょう。
私はウッディで開放的な店が好きです。
散歩では、静けさ、見晴らし、包み込む緑、川や池などの水辺、素晴らしい人工物、新しい発見、何かや誰かや美味しいものとの出会いなどがキーポイントになります。
出かければキーポイントのいくつかと必ず遭遇します。
そのキーポイントが多く望める場所を選ぶようにしたらいいと思います。
心得た!?(笑)